エンコーダディスクの受入検査では何を見る?外観欠陥・寸法・光学特性
エンコーダディスクの受入検査項目一覧:外観欠陥、寸法と同心度、目盛線品質、光学特性、および検査方法・抜取り・判定基準についてサプライヤーと事前に取り決めておくべき内容。
2026-10-04 · 廊坊晶正光電技術有限公司
エンコーダディスク上のピンホール1つ、断線1か所でも、エンコーダのパルス欠落や周期的な誤差の原因になり得ます。受入検査は4つの区分の項目に分けて行い、判定基準は発注前にサプライヤーと書面で取り決めておくことをお勧めします。
| 区分 | 検査項目 | 一般的な方法 |
|---|---|---|
| 外観欠陥 | チッピング、クラック、キズ、ピンホール、断線、レジスト残り、汚れ | 実体顕微鏡、AOI(自動光学検査) |
| 寸法 | 外径、内径、厚さ、内径に対するパターンの同心度 | 画像測定機、マイクロメータ |
| 目盛線 | 線幅、格子ピッチ、デューティ比、目盛線の完全性、原点位置 | 画像測定機、顕微鏡、AOI |
| 光学特性 | 透過型は遮光部の光学濃度(OD)、反射型は高反射部・低反射部の反射率 | 透過濃度計、分光光度計または反射率計で、読取りヘッドの波長で測定 |
欠陥は領域ごとに判定
トラック領域内の欠陥は信号に直接影響するため、最も厳しい基準が求められます。トラック外の組立領域は基準を緩めることができます。一般的には、ディスクをトラック領域と非トラック領域に分け、それぞれ許容される欠陥のサイズと数を取り決めます。たとえば「トラック領域では断線および目盛線をまたぐピンホールは不可」などです。具体的な数値は、読取りヘッドの光スポットサイズと信号マージンに応じて決めます。
抜取りと記録
- 初回ロットと改版後の最初のロットは全数検査し、安定後は取り決めた抜取り方式で抜取り検査を行います
- 出荷時に検査報告書を添付するようサプライヤーに求め、少なくとも寸法、同心度、光学特性の実測値を記載してもらいます
- 可能であれば、自社の読取りヘッドに取り付けて1回転分の信号振幅と位相を測定します。外観検査よりも実際の性能をよく反映します
梱包と保管
エンコーダディスクはディスク同士がこすれないよう仕切って梱包します。ガラスエンコーダディスクは落下に注意してください。取り扱う際は指サックを着用し、外周部と内径部のみに触れ、トラック領域には触れないでください。
晶正光電では出荷時に、すべてのエンコーダディスクについてAOIで目盛線の完全性、ピッチ、表面欠陥を検査し、主要寸法は画像測定機で再確認し、透光部と遮光部の光学濃度を測定しています。
本記事は廊坊晶正光電技術有限公司 技術部がまとめたものです。晶正光電はガラスエンコーダディスク、反射型金属エンコーダディスク、PCエンコーダディスク、カスタムエンコーダディスクを製造しています。公式サイト www.encoderdisk.cn、電話 0316-8933331。
